2011年3月14日
お客様各位
ホシザキ電機株式会社
計画停電に対する製品群別のガイドライン
この度の東日本大震災により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
計画停電時のホシザキ製品の対応の目安を以下に報告いたします。
すべてを保障するものではありませんのでご留意ください。
とりわけ復旧時に一斉に電源が入りますと、突入電流によりお店全体のブレーカが遮断する可能性がありますので電気の復旧確認後、順次電源投入をお願いします。
* 計画停電前に取扱説明書の「停止のしかた」に従い製品を停止させてください。
* 電源復旧後は、取扱説明書の「運転のしかた」に従い製品を運転させてください。
記
各製品群別ガイドライン
冷蔵庫/冷凍庫群
- 計画停電前に電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にしてください。もしくは、電源プラグを抜いてください。
- 電源復旧確認後、機器ごとに順次電源を入れてください。
(投入後3分~5分でスタートします。)
- 冷却運転時、電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にした場合、周囲温度20℃前後で庫内に食材がない場合、3時間後冷蔵庫においては、庫内温度3℃が、10℃付近まで庫内温度が上がります。冷凍庫につきましても庫内温度-20℃が、0℃付近まで温度が上がります。
- 上記は庫内に食材がない場合の条件であり、庫内の温度は、食材の量や、周囲温度によって変わりますので、食材の使用判断は、お客様にてお願いします。
停電予定時間前までに、氷や、冷却された保冷材があれば投入をお勧めします。
- 停電の間、ドアの開閉は極力避けてください。
プレハブ冷蔵庫/冷凍庫群
- 計画停電前に運転スイッチを「切」にしてください。元電源は切らないでください。
- 電源復旧確認後、再起動前に室外機のクランクケースヒータによりコンプレッサの予熱を30分行う必要があります。30分間待ってから運転スイッチを「入」にしてください。
(投入後3分~5分で冷却運転を開始します。)
- 冷却運転時、電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にした場合、周囲温度20℃前後で庫内に食材がない場合、3時間後冷蔵庫においては、庫内温度3℃が、10℃付近まで庫内温度が上がります。冷凍庫につきましても庫内温度-20℃が、0℃付近まで温度が上がります。
- 上記は無負荷条件であり、庫内の温度は、食材の量や、周囲温度によって変わりますので、食材の使用判断は、お客様にてお願いします。
停電予定時間前までに、氷や、冷却された保冷材があれば投入をお勧めします。
- 停電の間、ドアの開閉は極力避けてください。
上記処置を行わなかった場合の影響
再起動時、冷媒が圧縮機に寝込むことにより圧縮機の故障の恐れがあります。
再起動時に高圧圧力スイッチが動作する恐れがあります。
製氷機群
製氷機( IM CM FM DCM )
- 計画停電前に電源スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰確認後、電源スイッチを「入」にしてください。
製氷機 (KM)
- 計画停電の30分以上前に運転スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰確認後、圧縮機クランクケースヒーターへの通電のため、3時間後運転スイッチを「入」にしてください。
この操作をしないと、圧縮機故障の原因となります。
製氷機(シングラスTM)
- 計画停電の20分以上前にリモートスイッチを「切」にしてください。
この操作をしないと、凍りつきによりタンクが破損することがあります。
- 電源復帰確認後、圧縮機クランクケースヒーターへの通電のため、3時間後リモートスイッチを「入」にしてください。
この操作をしないと、圧縮機故障の原因となります。
Rシリーズ(R-2500,R-3500)
- 計画停電の30分以上前に運転スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰確認後、圧縮機クランクケースヒーターへの通電のため、3時間後運転スイッチを「入」にしてください。
この操作をしないと、圧縮機故障の原因となります。
Rシリーズ(R-5000,R-7000,R-10000)
- 脱氷終了を確認の後、運転スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰確認後、圧縮機クランクケースヒーターへの通電のため、3時間後運転スイッチを「入」にしてください。
この操作をしないと、圧縮機故障の原因となります。
製氷機 (大形F)
- 計画停電の前に運転スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰確認後、圧縮機クランクケースヒーターへの通電のため、3時間後運転スイッチを「入」にしてください。
この操作をしないと、圧縮機故障の原因となります。
給茶機群
PTE、ATE 給茶機(断水なし)
- 計画停電前に電源スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰確認後、電源スイッチを「入」にしてください。
- タイマー運転の設定はバックアップ(2週間)されますので、再設定は不要です。
●温水
電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にした場合、ホットタンク満水時、タンク内の水温は2時間で約20℃、3時間で約30℃低下します。
設定温度まで昇温してから使用してください。
●冷水
蓄氷は減りますが、氷は半日くらいはもつので、復帰後使えます。
PT、AT 給茶機(断水なし)
- 計画停電前に電源スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰確認後、電源スイッチを「入」にしてください。
- タイマー運転の設定のバックアップは30分です。タイマー運転する場合は再設定が必要となります。
●温水
電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にした場合、 ホットタンク満水時、タンク内の水温は2時間で約20℃、3時間で約30℃低下します。
設定温度まで昇温してから使用してください。
●冷水
蓄氷は減りますが、氷は半日くらいはもつので、復帰後使えます。
ネタケース群
- 計画停電前に食材を別の保冷場所に移動してください。
- 計画停電前に電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にしてください。もしくは、電源プラグを抜いてください。
- 電源復旧確認後、電源を入れてください。
- ケース内が冷えるまで約1時間掛かります。ケース内が十分に冷却された事を確認してから食材を入れてください。
電解水群(ROX、WOX、JIX、HOX)
- 計画停電前に電源スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰確認後、電源スイッチを「入」にしてください。
- 装置に接続および内蔵している軟水機タイマーの時刻を合わせてください。
- ROX-10WA+TDT、ROX-20TA-T、ROX-25C、ROX-15SAの貯水式については、さらに運転(注出)スイッチを「入」にしてください。
ビールディスペンサー
- 計画停電前に電源プラグを抜いてください。
一部の機種(アンダーカウンターやDBF-T20タイプ、150タイプ)は電源スイッチを「切」にしてください。
- 電源復帰後、電源プラグを挿し込む、または電源スイッチを「入」にしてください。
- 空冷機はビール樽温度が上がります。
しばらくビール樽を冷却してから使用してください。
- オート機はビール注出中に電源が切れると、ビールが出っぱなしになるので、ディスペンスヘッドのレバーを上げてください。
ジュースディスペンサ(GT-5B)
- 計画停電前に電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にしてください。もしくは、電源プラグを抜いてください。
- ジュースタンクを空にしてください。
- 電源復旧確認後、機器ごとに順次電源を入れてください。
食器消毒保管庫(HSB)
- 計画停電前に電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にしてください。もしくは、電源プラグを抜いてください。
- 電源復旧確認後、機器ごとに順次電源を入れてください。
- 運転中に計画停電の場合は、操作パネルにて停電モードをONにしてください。
停電モードの操作方法:温度設定ボタンをおしながら時間設定ボタンを押すと、停電モード設定画面になります。庫内温度表示部に停電モードが表示されます。温度設定ボタンを押したまま温度増ボタンを押して表示を[Fon]にしてください。(取扱説明書P.15に記載)
調理機器(IH、MIC)
- 計画停電前に電源スイッチ(運転スイッチ)を「切」にしてください。もしくは、電源プラグを抜いてください。
- 電源復旧確認後、機器ごとに順次電源を入れてください。
食器洗浄機群
- 計画停電前に、本体の運転スイッチ、電源スイッチを順に「切」にしてください。
- 電気およびガスブースターの電源スイッチを「切」にしてください。
- 洗浄タンクの湯を排水してください。(貯めたままにしておくと電源復旧時に機器が使用できるまでの温度復帰(昇温待機時間)を要します)
- 停電の間、ドアは閉めておいてください。
- 電源復旧確認後、機器ごとに順次電源を入れてください。
電気フライヤー群
- 計画停電前に調理完了し、油槽から食材を取り出しておいてください。
- 計画停電前に電源スイッチを「切」にして、元電源を「切」、もしくは、電源プラグを抜いてください。 電源スイッチを「切」にしておかないと、電源復旧後、ヒータ通電(油の再加熱)を自動的に開始しますので、火災や火傷の危険があります。
以上