たとえば、家の庭でゴミを燃やしてしまうと、ダイオキシンと言う物質が発生することがあります。ダイオキシンは毒素を持っていて、除草剤に含まれていたり、塩化ビニル樹脂(じゅし)などが低い温度で燃えたときに発生します。ダイオキシンの仲間は200種類以上あるそうです。
日本はゴミ焼却の習慣が長い間続いていたこともあり、すでに大気、土、海水、食べ物、母乳などはダイオキシンに汚染されているといわれています。1999年、人の健康に大変有害な物質であるダイオキシン類の排出を規制する法律が制定され、環境中に出さないよう努力が続けられています。