「作る人」と「食べる人」をつなぐ人と環境にやさしい貿易のしくみ

フェアトレード

ブレイクタイムに飲むコーヒー。ほっと一息つけますね。日本はコーヒーの輸入量世界第3位でありながら、自分の飲んでいるコーヒーの産地について考えたことのある人は少ないかもしれません。コーヒー豆の多くは貧しい国の農民がつくっています。そういう生産者は取引価格が下がると、コーヒーで得た現金収入を食料や日用品などに使い果たしてしまい、人々の暮らしは良くならず、最後には農地を捨てて出かせぎに行かなければならなくなる、という現状があります。そこで、生産地の環境や、生産者の健康と自立的な暮らしを守りながら、適正な価格での取引を続けていくことを目的として行われているのがフェアトレードです。コーヒーだけでなく、バナナや砂糖、エビ、塩などさまざまです。

出典:辻村英之『おいしいコーヒーの経済論』株式会社太田出版、2009年を参照して算出

コーヒーの利益の割合
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