私の所属するケータリング課は、病院や福祉施設を専門とするチームです。私は大きな都市の全域をほぼ一人で担当しています。飲食店と病院・福祉施設では、同じ厨房でも求められるものが異なります。まず、衛生基準が厳格で保健所の検査も頻繁にあるため、営業には衛生管理に関する知識が求められます。また、一度に何百食も作る施設がほとんどのため、食器洗浄機などは大型の機器が求められますし、いつでも温かな食事を提供できるようにする温冷配膳車のように、一般飲食店では見かけない機器もあります。このため、メンテナンスに関しては、本社の専門部署とも連携して仕事を進めています。病院や福祉施設では、多くの場合、厨房を管理している管理栄養士の方や事務長さまが営業先になります。栄養士の方達は勉強会や学界などに定期的に参加しているので、病院や福祉施設などの所属を超えた横のつながりがしっかりしています。そうしたつながりから、新しいお客さまをご紹介いただいたことがありました。