ひえーっ!すごい雷!
どうやって雷をつくるのか、雷さまに
インタビューしてみまーす。
そう、わしはすごいピカ!
…と言いたいところだが、
ここだけの話、雷をつくるのは、
雲の中の「氷」のおかげだゴロ。
雲の中に氷ってあるんですか?
雷のヒミツは、空にうかんでいる雲にあるピカ。
雲のはじまりは地上の空気のかたまり。
それが、上空へ移動するとどんどん冷えていく。
空気は気圧が下がると冷えていくゴロ!
冷えるって、
どれくらい冷えるんですか?
地上が夏なら2000m上空では
春のはじめって感じかな?
それでピカ、空気にふくまれた水蒸気は、
温度が下がると、小さな水滴や氷の粒(つぶ)になるんじゃピカよ。
これが集まったものが雲なんだゴロ。
へぇーっ、氷の粒も混ざってたの?
それならペンギンも住めるかもね!
でね、そこからどう雷の話になるんですか?
雲の中の氷の粒[氷晶(ひょうしょう)]は水蒸気を吸い取るとヒョウやアラレとなるピカ。
雲の中は激しい気流がうずまいていて、
小さな氷の粒とヒョウやアラレがぶつかって、雲の中でケンカするゴロよ。
雲の中の吹雪(ふぶき)みたいなもんかなぁ…
…(もうわからない)
で、軽い小さな氷の粒は上昇気流でふき上げられて、
雲の上の方にたまり、ヒョウやアラレは落下して雲の下方にたまるゴロ。
すると、ヒョウやアラレのマイナス電気に反応して、
今度は地表にプラス電気が生まれるピカ。
雲底のマイナス電気と地表のプラス電気がたがいにひきつけあうと…
………………(まったくわからない)
早い話ピカ、
雲にできたマイナスと地表のプラスの電気が反応して
ゴロゴロ、ピカピカ、ドッカーン!!!!と
放電し地表へ落ちるピカ。
うーん、じゃあ雷さまは何もしてないの?
まあまあ、
これはヒミツにしておいとくれピカ!
参考文献:徹底図解 気象・天気のしくみ(株式会社新星出版社、2005)