品質管理

品質管理

ホシザキグループは、お客様のご期待と信頼に応える製品やサービスを提供するため、厳しい品質基準のもとで、製品の安定供給・品質管理体制を構築しています。

品質方針

お客様に安心を提供する姿勢を明確にし、品質レベルの維持、改善に取り組んでいます。

  • 顧客ニーズ、法規制などの要求事項を満たす商品の提供
  • 効果的な品質マネジメントシステムへの継続的改善
  • 全員参加による品質目標の達成

製品の安定供給・品質管理

当社は、品質の国際規格ISO9001を全工場で取得しており、品質方針においてお客様に安心を提供する姿勢を明確にし、品質レベルの維持、改善に取り組んでいます。品質マネジメントシステムに基づき、製品開発段階から工場での製造、出荷に至るすべてのプロセスで厳重な品質チェックをおこなう仕組みを構築し、高品質な製品を安定供給するための生産体制を構築しています。
自動製氷機は20℃程度の常温の水を注入し、冷却装置でマイナス25℃から28℃に冷却して約30分ごとに氷を作るため、50℃近い温度差の中で作動を繰り返す必要があります。また、厨房では高温・高湿での使用に耐えられる機器が求められると同時に、鮮度管理が重要な食品に関わる機器であることから、故障はあってはなりません。当社では、こういった環境での使用を前提に厳しい品質基準を設定するとともに、試験室で過酷な状況下での実験を繰り返し、テストに合格した技術や部品のみを採用しています。完成品についても1台ずつ厳しい検査をおこない、完成品検査(最終検査)に合格したもののみを出荷し、お客様にお届けする仕組みを構築しています。

品質保証

当社グループでは、過去の不具合やクレームを品質保証体制に組み込む仕組みを構築しています。お客様からのご指摘に対しては、原因を徹底的に追求するとともに、設計部門へ直ちに連絡し、新たな製品開発や改良に反映させています。
なお、2023年度のリコール件数は、0件でした。

【製品開発と品質保証の連携】

技術力と高度な生産設備

当社は、長年の製造活動の中から培ってきた板金加工技術、発泡技術、溶接技術、切削技術など他社にはない高い技術を保持しています。また、大型の製造設備を含むシステム化された製造設備が導入されており、お客様の多様なご要望にお応えできる多品種少量生産を可能とする製造体制を構築しています。こうした製造技術における強みを活かし、製品品質の安定化や生産リードタイムの短縮、ローコスト化を実現させています。なお、モデルチェンジや新製品の生産時には、品質不具合品をお客様に提供する事が無いよう、人的要因によるミスを発生させない為の製品設計・設備の準備(ポカヨケ)や、作業指導書に基づいた標準作業の遵守を徹底しています。生産ライン上でのミスを防ぐため、作業員に対する工具の使い方の教育や、作業書に基づいて作業を正確におこなうなどの指導を徹底しています。

グローバル連携

本社および国内工場の品質管理部門では、定例会議を開催し意識や情報の共有を図っており、日本における改善活動事例を定期的に海外の事業所への共有をおこなっています。

お客様の監査受け入れ

当社は、毎年、国内外の製造拠点において大手チェーン店や食品・飲料メーカーなどのお客様の監査を受け入れています。近年は製品の品質のみでなく、社員の不正防止、適正な労働時間の管理、労働安全衛生、児童労働・人権、災害時の社員の安全確保に向けた備えなど、BCPやESGの観点からの監査項目も多岐にわたっていることから、当社グループ内での取り組みの改善につなげています。

自然冷媒化宣言